MTB音楽教室ドラム講師の阿部です。

今回は上級者向けの記事です。
というかかなりマニアックな記事なので、何を言っているか分からない方もいるかも知れません。
ライブ経験が豊富な人はきっと理解してくれることを願って書きます。

ライブ演奏にて、

「ココからお客さんとの掛け合いになるので、この部分を繰り返しましょう」
という事があります。

ボーカル『ウォーーーオ!!!』
お客『ウォーーーオ!!!!!』
ボーカル『まだまだ!ウォーーーオ!!!』
お客『ウォーーーオ!!!!!!』
という奴ですね。

あれ、演奏側からすると少し注意がいるんです。
【長さが決まっている】ならば、そのまま決められた回数やればいいので問題ありません。
問題は【長さが決まっていなく、ボーカルのやりたい分だけやる】ときです。
大抵そういう時は『決まり事』を決めておきます。
・『ラストー!!』と言ったら次に進む。
・お決まりのフレーズ(セリフ等)が出たら次に進む。
そして、その決まり事が来たら次へ進めばいいのですが、ドラマーは少し面倒で、
『次に進む為のキッカケを作らなければならない』のです。

時間軸から言うと、
①『お決まりフレーズが来る』
②『ドラムがリズムを変化させてメンバーに改めて「ココで終わるよー!」と伝える』
③『みんなで次の部分へ進む』
となります。

もちろん、この②をすっ飛ばす場合もありますが、
音楽的に②をすっ飛ばす事が出来ない時もあります。

そうすると、このお決まりフレーズを言うタイミングが非常に明暗を分けるわけです。
プロのステージなら大体綺麗にキマってるのですが、そうでない場合は事故る時もあります。
そしてたまにドラムのせいにされます。

ここまでがプロローグです。笑

そしてここからが本題です。
ステージで事故るわけにはいかないので、その辺の打ち合わせはリハーサルでしっかりとやらなければいけません。
キッカケの言葉は何なのか、どこを繰り返すのか、他、色々あります。
特にドラマーは上記②番も担っているので、注意深く確認します。
(多くの場合、ボーカルがキッカケ出してもバンドメンバーはドラマーのキッカケを待ちます)

今回は例として、『ボーカルが合図を出したら全員所定の場所で演奏を止める。』という仕掛けにしましょう。
上手なボーカリストは、余裕を持って合図をくれます。(手を挙げるとか)
そうすればドラマーがさらに確認の意味を込めて合図を出し、全員安全に止まれます。

たまーにギリッギリで合図を出す人がいます。
それこそ、止まる瞬間に手を挙げる人とか。笑

特にドラマーは誰よりも曲の進行に気を使っていなければならないので、念入りにチェックします。
どんなフレーズを言うのか、手を挙げるのか、ジャンプするのか。
分かってないと合わせられないからです。

それを分かってない人は、『とりあえず合図出すからやってみようよ』と言います。

心の声「(おいおい合図を知らないのにやれって言うのか)」

しかも大抵そう言う人は合図らしきモノを複数やります。笑
いきなり飛んだり、両手を広げたり、「もう一回!!」とか、「ありがとうー!!」とか。
その一回演奏して失敗する時間がもったいないから、最初に合図を教えてくれと言うのに、
「やってみればわかるよ」
心の声「あ、そうですかー、じゃあやってみますかー。(絶対事故るから聞いてるのに!!)」

そして事故る。

「あ、で、結局合図は何なんですか??(ほら事故った!!思った通りだ!!もう分かりきってた事なのに!!)」
となります。笑

かと言って、
「やってみればわかるよ」
「いや、先に教えてくださいなー。」
「(・・・この人細かい事気にしすぎだよ)」の空気になります。

また、ドラムが先に動き始めなければいけない場合もあり、ギリギリに合図をもらっても、その時点ですでに間に合わずに次の周回まで待つ可能性があります。

何が言いたいかと言うと、笑
経験ある方は『あるある!!』と感じていただき、
お客さんとの掛け合いをやってみたい!という方は、
打ち合わせの段階で、合図や繰り返しの回数をおろそかにはしないようにしましょう!